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クリスマスまであと何日? Final Mission

そして私達は、夜がふけていくのも忘れて話しに没頭した。
「何度も言うけど、最初は書き方とか全然気にしなくていいって」
人に見せることを意識し始めてからそれは考えれば良いとおもうし。
「言葉遣いとか、一人称がなんとかとかどーでもいいです」
「どうでもいいはないでしょ、どうでもいいは」
「いやぁ、もうそんくらい簡単に考えたほうが楽よ、楽。
一つだけ気にすることといえば、読みやすさかな」

どんなにいい話だとしても、読みづらい話はそれだけで読む気が失せる。
「これは人それぞれの好みとかもあるから、一概にはいえないし。
そんなこと言ってたらぜーんぶが人それぞれの好みになるだろうしさ」

「でも文章の正しい書き方とかそういう一般論みたいのはあるじゃない?
そういうのは気にしないの?」

「気にしません」
ここはきっぱりと言おう。
気にするのは、自分が読んで楽しいかどうか、自分が読んで読みやすいかどうか。
それ以外を気にしてると収拾がつかなくなります。
「ようするに力量の問題ね」
「そうそう、自分の力量にあったことを気にすればいいんです。
だから私はそれ以外のことはまーったく気にしてません。
それでも今のところ、苦情来てないし、読みたくない人は読まないだろうしね」

「なんだか、いきなり極端な思考の持ち主なのが露呈してきてるけど…大丈夫?」
「大丈夫、たぶん」



「そんなわけで、私は人に教えられるほど上手くもなーんにもないから言えることは、
好きだったり興味があるんだったら、やって損はないからやるといいよーってことかな」

「すでにブリタニアにはたくさんの本があるし、読むだけでもおもしろいしねー」
「うんうん18禁本も隠されて残ってたりするからね。読んでみるとおもしろいよー」
「また誤解を招くようなことを…」
「まぁまぁ、いろんな本があるから自分の好みの本がきっとあるはずよーってことの例えですよ。
やだなあ、セシリアさんへんなとこ気にしちゃって」

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「あ、一つ聞こうと思ってたんだ。キリルの頭の中ってどうなってんの?」
「え、いきなりなに?」
「一つの話書くときにずっとそればっかり考えてる?」
「ああ、そういうことね。うーんと、今はそういうことはないねえ。
大体書くときは時期が重なっちゃってて、2,3作同時進行だったりするから。
読むとわかるよー。シチュエーションみたいのが似てるときあるもの」

「それも全部いっこいっこ一から考えてくの?」
「書こうと思ったときにだいたい骨格みたいのは決まってるね。
書かなきゃいけない状況が来るのはわかってるから、ネタみたいなのは常々気にしてますよ」

「オリジナルって難しいよね。一からそんなに多く考えられるとは思わない」
「ちょっとまった!」
「なに?」
「オリジナルって言った?今オリジナルって言った?」
「うん、だってそうでしょう?」
「それもねぇ、できれば気にしなくていいと思うんだけどねぇ」
「パクリはだめでしょ、一応人前に出るかもしれないんだよ?」
「ごめん、パクリとかそういうの全く気にして書いてないや。
というか、一から考えることよりも何か読んでてとか聴いてて思いつくことがほとんどだから、
オリジナルじゃないかもねぇ」

「たとえば?」
「話を読んでて、この人間関係なら私ならこういう話にするなーとか。
曲聴いてて歌詞読んで、この曲のシーンを作るならこういう流れの話の中に
こういうシーンを入れたいなとか、そこから膨らませることって結構あるし、
私はそれでいいと思ってる」

「なるほど、何からインスピレーションが沸くかってことね」
「そそ、自分が思いつきやすいものをいくつかわかってると、考えるとき楽ねぇ」
「ちなみにキリルは?」
「私はもっぱら歌詞ねぇ。この曲の歌詞のシチュエーションで自分が話を作るならとか考えちゃうもの」
「それはもう癖ね。そんなこと気にしながら聞くことないもの」


そんなこんなで、ネタが膨らみすぎたときの収縮方法やら、
細かい起承転結の例とかいろんな話をしたのだが今回はここまで。
話したことを文章に起こすのは、かなり大変だと今回のことでよーくわかりました。
私がどれだけダメダメな書き方をしてるのか教えておいたので、
セシリアさんは自分でも書けるかも、と少しやる気になってたみたいだ。
書いてる人は特別じゃないし、誰でも書ける。
レベルも他人も気にしないで、自分が書きたいと思ったことを書いてれば、
他のことはあとからついてくるんじゃないかな。

それでは皆様、よいブリタニアライフを。
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by Kirill_Books | 2008-12-10 01:40 | 綴られたモノ | Comments(0)

Ultima Online 瑞穂シャードでUO小説書いて本屋をやってたりするキリルの話だったりなかったり。


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