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ライキューム独立宣言

文芸大会の締切過ぎましたね…
昨日の23:59でしたね…
過ぎてしまいました。


ここでボツネタを一つ。

「ライキューム独立宣言」

1.
ライキュームから数年前に飛び出してったある男が帰ってくると一通の手紙をよこした。
あの男は確か、飛び出してったあと、発見されたばかりのアンブラに行ったはず…

研究員達は、口々に
「逃げてった奴が今頃なんだ!」
とか
「ネクロマンサーが来るのか!ネクロ魔法の研究か!」
など噂していた。

その中で飼われていたラマ一頭だけが危機を感じ
ムーングロウ首長にこの情報を伝えに行った。

2.
その頃ムーングロウ ヘラルド前では
今期初当選した首長が初めてのギルド契約を行っているところだった。
「よしっと、私の仕事は評議会への出席とギルド契約の継続。
あとは平穏に半年過ぎてくれるのを願うわ」
元首長という肩書ほしさのために一度だけと思って首長に立候補した女だった。

3.
頭からすっぽりと黒いフードをかぶった男がライキュームに現れた。
「昔と全然変わってないな。風と本のめくる音だけ。
俺が、俺が変えてやる」
研究員たちは男がやってきたことに気づいていたが
研究を優先したいのと、
逃げ出してった奴が今更戻ってきて何ができるという思いもあり
遠くから静観していた。
フードの男はライキューム中央にいきなり大それた形の重そうな椅子を設置し
大きな声でこう宣言した。
「今日ここに、ライキュームの独立を宣言する!」


4.
ようやくムーングロウについたラマは首長を探した。
ちょうど首長官邸に人影を見つけ、叫んだ。
「ライキュームが大変なことになりそうだ!」
その声を聴いたのはまさしく首長。
さっき首長になったばかりの、平穏無事に半年過ごしたいと思っていた首長だ。
「えっ・・・大変なことに・・・なりそう・・・?」
あまりの不確定要素が多すぎて驚いたらいいのかなんなのか。
ラマと首長はしばし見つめあった。
「いや、たぶん事件なんですって!ライキュームに来てください!」
「起きそうなら起きてからでもいいじゃん。起きないかもしれないし」
「あの男から手紙が来たんですって!」
「どの男?」
「数年前に逃げてった男ですよ!」
「そんなん、またお世話になりますーって話でしょ」
「ちがうんですって!そんなのんびりした手紙じゃないんですって!」




ここまで想定して、これどんだけ長くなるの・・・って思ってやめた。

長編を書くのはonion先生に譲ります。
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by Kirill_Books | 2015-03-02 21:00 | 綴られたモノ | Comments(0)

Ultima Online 瑞穂シャードでUO小説書いて本屋をやってたりするキリルの話だったりなかったり。


by Kirill_Books