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お久しぶりな感じです。
待ち人

私はいつの間にか毎日あの子の姿を探すようになっていた。
まるで背の丈ほどもあるのではと思うほど長い刃の剣を背負い、
襟足の短い真っ赤な髪の少年のような顔立ちの女。
最初は剣をふるうのもやっとな様子で、
何も扱いづらい物を選ばなくとも女の子でも扱いやすい簡単な剣は
いくらでもあるだろうと言ったことがあった。
女は大変憤慨した様子でその大きな眼で私を睨みつけたかと思うと、
一週間ほど姿を見せず、久しぶりに来た時にはドラゴンの革をたんまりと持って
こちらに向かってどうだと言わんばかりの顔を見せたのだ。
負けず嫌いに加えて、研究熱心で、修行も苦と思わない姿勢が
女に自信も持たせているのだろう。

最初は声をかけてもほとんど返事をしてくれなかった女が、
(それは決して恥ずかしがっているのではなく、不信感を持たれていたからだが)
少しずつ話してくれるようになり、次に何を倒そうと思っていてどんな対策を考えているのか
本当に楽しそうに話してくれるようになっていた。
意外と冗談が好きでたまにこちらが絶句してしまうようなことを言ったり、
思いもつかない戦法を簡単に言い放つ。
まったく目の離せない女だった。

それがある日を境にうちの店の前を通らなくなった。
もともと知人が多そうでもなかったし、ひとりで狩りをするのが好きなタイプだったらしく、
いつも一人だった女がどうしてるのか知る人を見つけることが出来なかった。

真顔で人がびっくりするようなことを平気でやってのける女だったから、
きっと次はもっとすごい大物を倒して戻ってくるのだろう。
今はどこかでこっそり修行でもしているのか、もしくはすでに大物に挑んでいるのか。
どちらにしても私はいつものように店の前に立ち、
人の流れを見ながら彼女の影を追うのだろう。
きっと獲物をしとめて、自信に満ち溢れた顔でまた店にやってくる。
その時は彼女の大好きなこんがりと焼いた骨付きの肉をたらふく食べさせてやろうと思う。

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あっという間に2月も半ばをすぎてました。
いまさらですが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

例年1~4月くらいは忙しく、今年に入って全く執筆モードに入ることなく今に至っております。
まだちょっと難しそう。
UOがラグ続きで動きづらく、あまりログインしなくなってきたところに
違うゲームを始めてしまったってのが一番の問題なような気もしますが…。
↑の文章はそのゲームに関わる出来事に対しての文章ですが、こうみたらUOにも見えるよね?ね?

あと伝言です。
というかゼイルさんに会った方がいたらぜひ伝えてください。
『ブックマーク消えちゃって見に行けないの!』
たぶん、これでわかってくれるかと…。
実はIDとかパスワードとか消えちゃったおかげでこのブログのログインさえも最近やっとできるようになったという。
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by Kirill_Books | 2009-02-15 15:12 | 綴られたモノ | Comments(2)