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2作ベンダ入荷しました。
b0096814_16333543.jpgMBFで販売していた2作をベンダに置きました。
もう月1がんばるとか言ってたのはとうの昔に忘れてた気分です。

どんな感じの話しなのかは下のほうの記事に書いた気がするのでそちらでどうぞ。
簡単に言えば私はこんな風にブリタニアを脳内補完して遊んでますよって感じのお話です。
そういや散歩してないな。
新しいこととか始めてみよかな。


ああっと、ルナベンダ忘れてた…。
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by Kirill_Books | 2008-05-03 16:43 | Kirill Book Store | Comments(0)
第5回 Mizuho Book Festa
b0096814_16192118.jpg無事第5回MBFが開催されました。
もう5回もやってたんだなと今更気づきました。

前回がまったりだったので、今回もかなあとあまり本を用意せずに行ったら大盛況。
全て売り切れ、ありがとうございました。
本売るだけじゃなくて、本好きのみなさんがお話できる場としてもあり続けるといいなと思ったかなあ。
MBFくらいしか人と会う事がないからかも知れません><

今回は2作販売しました。

■Demon Of Door 全2巻
■Now Recruitment 全1巻

■Demon Of Door 全2巻
UO三題噺の課題作だった本です。
これを考えるのは結構きつかった記憶あり。
ネタ逃げした感もあります。
一つのお話としてまで練る時間がなく、こういうネタどう?ってところで止まってしまってるというか。
話にしたとして、考えた設定が埋もれてわかりづらくなることを避けてどう作っていけばいいかと考えるとどうしても長くなってしまう。
できれば短めの話にしたかったので極力なくても問題無さそうなものを排除していった書いたわけです。
UO本に書くと、これわかりづらいんじゃいか・・・と不安になりました。かなり。

この話を書くにあたって、恩田陸のQ&Aを読みました。
書き方のヒントになりました。

■Now Recruitment 全1巻
これも似たシリーズです。
ブリタニア謎シリーズとでも名づけましょうか…。

以前、UO三題噺の1作目でも思ったのですが、システムで作られてる部分をどのように脳内補完しているのかってところが興味あるのです。
前のはスカラブレイの渡し舟。
船が動いて岸から岸へと運用していると思うのかもしれないですが、私は脳内補完するわりには見えないものを見えてるように脳内補完することに抵抗を感じてしまい、
見えてること=船から対岸の船に瞬間移動してる
ということをどれだけ自然に理由付けするかということを考えていた覚えがあります。

Demon Of Door もおなじコト。
扉をダブルクリックで開ける事は一応マウスで"触っている"ので、自分で開けていると感じることができるのですが、ドア開閉マクロだと触ってると感じることができなかったのです。
じゃあ、触らないで開いている理由をブリタニアらしく脳内補完するとどうなるんだろう…
そう、Doomをクルクルしながら思ってたのがこの話を考えたきっかけです。


Now Recruitmentも厩舎にペットを預けても動物はあんまりいるようには見えないしー
預けた厩舎と別な厩舎からペットを引き取れるし、これを脳内補完するにはどうすれば?というところから始まった話です。
ちなみに、私のイメージする"大厩舎"は別ゲームで申し訳ないのですがバルビレッジの空間のような感じです。
真っ暗な中で芝生な四角い敷地がただ延々と続いていくような音もない不思議な世界。
地下に厩舎があると考えてからバルビレッジのイメージがずっと離れませんでした。

こう考えると、UOの話だけどUOだけじゃないんですよね。
いろんな記憶や記録から自然に得られた自分の知識から作られていく。
だから見る人によっていろんな違いがでてくるんですよね。
当たり前だけど、なんだか実感してしまいました。
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by Kirill_Books | 2008-04-27 17:04 | イベント | Comments(0)
2月発売の本(のつもりだった)
b0096814_132532.jpg最近こればっかりだなあ…。
まあ、忙しいときはしょうがないと諦めます。
書いてないわけじゃなくて、UO本にする時間がないという微妙なところだから自分ルール的にはセーフ…ってことにしている。
もういたずら書き程度のメモでもお蔵入りするよりはのせちゃえーみたいなそんなチラ裏ぎみになってきたブログです。

さて、ルナベンダとむんぐろ店に新刊を置きました。
"Colorful Flavorシリーズ The 2nd Flavor : Bloodly Red"
全3巻 499gp

UO三題噺の6回目の課題作として出した話です。
英語間違ってます。
Bloodlyて…。
たぶんDeadlyと迷ってたんでまざってBloodlyで出しちゃったんだと思う。
出してから気づいたので、もうそのままでいいやってそんな感じです。
恥ずかしいよね、知らない人が見たら ぷっ って感じだよね…。

これのテーマは"人って立場が違えば考え方って全然違うよね"ってことです。
でも結局恋愛っぽいのになったから、そういうテーマみたいのが消えちゃってるというモノ。
テーマについては色々考えたんだけど、普通にラディの話として読んだほうがいいかもしんない、という不燃焼な感じになってしまい、次のUO三題噺にとりかかかるときに迷った記憶があります。

まあ、ラディのシリーズでいこうと思った時点で恋愛モノになるのは
決まってることだし、それでこのテーマをやろうと思ったのが違ったのか、
もっとわかりやすく別立場ごとで対立させたほうがよかったのか
なんか色々考えますが、そういうのもまた楽しいです。
最後のラベルに書く名前が全然違うのになってたりします。

同タイトルの曲が収録されるCDが違えばアレンジも歌詞も違ったって
いいじゃないかーのルールと同じようなものです。


そんな感じで軽い気持ちで読んでみてください。
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by Kirill_Books | 2008-03-09 02:40 | Kirill Book Store | Comments(0)
幸せの表裏
目の前に覆しようが無い事実をつきつけられても
それでも人はそれを信じないことがある。
どう説明すればいいのか、自分でもうまく言えないのだが
例えるのなら、脳(理性)は受け入れていても心はそれを拒否すると言えば
少しは理解してもらえるだろうか。

晴天の太陽が光り輝く明るい春の日
着飾った色とりどりの人たち
華やかで厳かなる広間
…の裏で働く俺の目の前にあるのは、さっき生け捕られたばかりのモンバット。

「料理長。もう一度聞きますが、このモンバットを料理するんですか?」
今日の出席者は普段より多めな分、
料理長はせっせと見た目にも鮮やかないい香りのする料理を次々と作っている。
ま、料理長といっても見習いコックの俺とおやっさんの二人っきりの厨房だけどな。
料理長は俺のほうを見もせずに、さっき聞いたときと同じ事を繰り返す。
「だから、そのメスモンバットの腹を生きたままかっさばいて、卵を取り出すんだよ。
で、取り出した卵をゆで卵と目玉焼きといり卵にするんだ。
ゆで卵は腹に戻し、目玉焼きは体の上に盛り、いり卵は皿の周りに飾り付けてな。
味はつけなくていいぞ、卵本来の味を楽しむんだそうだ」
もう何度聞いただろか。
テーブルの上で縛られたまま横たわっているモンバットが
こっちを見てるのが雰囲気でわかるが、どうしても視線を合わせられない。
「生きたまま腹を裂くって、本気で言ってるんですか?」
料理長はフライパンで何かを炒めながら少しイライラした様子で答えた。
「新郎のおばさんだかばあさんだかが、子宝に恵まれるおまじないだからどうしても嫁に食べさせたいんだとさ。
重要な料理だぞ、今日のメインだ、しっかりやれよ」
「じゃあ、おやっさんが作ればいいじゃないですかっ!嫌なことばっかり俺にまわすなよっ」
さきほどの料理を皿に盛りつけながらこちらをやっと見たかと思うと、いきなり怒鳴り始めた。
「料理長と呼べと言ってるだろ!だいたい、俺がその料理をやったら、その他の料理は誰が作るんだよ。
お前はまだ何にも作れりゃしねーし、卵ゆでたりするくらいならできるだろ!」
た、たしかにそのとおり。
見習いコックといっても、まだ人様に出せるような料理はなにも作れない。
実際、目玉焼きもきれいに作れるかわかったもんじゃない。
そっと、モンバットを見てみると目が合いそうになりすぐに目をそらした。
「きゅー…」
悲しげな声でなくな、モンバットよ。
これからお前の腹に包丁を刺さなければいけない俺の身にもなってみろ。
「生きたまま魚をさばくところはお前も見てるだろ、それと同じと思えばいいんだよ」
めんどくさそうに言ってくれるな。
しゃべれもしない魚とこんな声でなくモンバットは違うんだよ!
モンバットの腹に手をあて少しさすってみる。
「孵化してる卵があったら、腹裂いた時に一気に豆粒みたいなモンバットが飛ぶかもしれねえ。腹裂くときは裏でやんな」
孵化してますよ、これ・・・腹伝いに、モンバットの中で動き回る小さな物を感じる。
モンバットはたしか一度に何十個も腹で卵を温めるらしく、中でも孵化するギリギリの卵がおいしいらしい。
ゲテモノ好きにもほどがあるぜ。

言われた通りに厨房の裏の日陰に移動する。
右手には出刃包丁、左手には生け捕りモンバット。
結婚式はもう始まっていて、時間も差し迫っている。
別に俺は博愛主義でもねえし、動物愛護者とかでもねえし、
というかモンバットは一応モンスターだし。
道歩いててモンバットが近づいてきたら魔法ですぐに燃やしちまうし、
とにかくこのモンバットがかわいそうとか思う理由はなにもねえんだよ。

もし自分の家でそんな料理が出てきたら珍しさで食べると思うし、
モンバットなんておいしいとは思えねえけど、やっぱ料理人を志す者としては
味の探求とかなんか色々言い訳しつつ、卵の中の形になった生まれる前に死んだモンバットを
みてもかわいそうなんて思わないはずなんだ。

でもなんで俺は今、腹を裂くのを躊躇してるんだ?

「きゅー…」
だから、なくなよモンバットよ。
その声が耳に残る。
きっと今夜は寝れねえだろうな、お前の声が聞こえてきそうだ。

結婚式場の方から花火の音が聞こえてくる。
これから場所変えて披露宴が始まるんだな。
メイン料理といってもそろそろ料理しないと間に合わないだろう。

幸せ最高潮のやつらがすぐそこにいるっていうのに、
そのやつらのために終わろうとしている命があるんだよなあ。
そしてその命のせいでおれ自身も不幸に見えるぜ。

「さて、悪く思うなモンバットよ。お前とお前の子供の命であの夫婦にポンポコ子供を産ませてやりな」
横たわらせたモンバットにそう声をかけると、出刃包丁の先を腹に当てる。
「きゅっ…」
モンバットよ、もうなくな。
少しだけ力を入れると、包丁の先が腹の中に刺さる。
よく研いだ包丁だ、それほど力を入れることもなく刺さったところから血があふれ出てきた。
「ぎゅ、ぎゅ、ぎゅーっ」
暴れようとするモンバットを片手で押さえ、さらに腹を裂く。
裂け目から親指の大きさほどのモンバットが何匹も出て飛び始めたが、外に出るにはまだ早い。
少し飛んですぐに落ち、そのまま動かなくなった。
母親モンバットももう動かなくなり、腹の中にはまだ孵化していない卵が10個ほど入っていた。
青白いその卵は少し柔らかく、血で汚れた手で太陽にかざすと中に小さなモンバットの形が見えた。



目玉焼き 結婚式 モンバット
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by Kirill_Books | 2008-03-05 13:38 | 綴られたモノ | Comments(0)