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[先走る首長06k] 踏み出す準備

カブが瑞穂に来て、一通りの状況を聞いた後、
前回の反省点、検討案、などを項目化し会議のたたき台を作った。

 すぐ告知したいって、すぐってどの程度すぐなのよ……

未知のスケジュールに合わせてやる仕事ほど不安なものはない。

 できるだけ、検討項目をわかりやすく、わかりやすく……

ゆとりある夏休みをゲットするためにも、さくさくっと進めないと。



北斗ブリテイン首長公邸にて

Kirill: じゃあ私の作ってきた、たたき台をもとに会議始めますね
Anne: はーい、おねがいしまーす
turnip: はい
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■会場をブリテインの近くへ変更
Kirill: まず会場のことだけど
Anne: はいはいはい! ブリの近くがいいでーす。だってこの街のイベントだし!
Kirill: 前にそういう意見でてましたね

色んな所から来られる方にも行きやすく、わかりやすくということで
第1回目の会場を選択したと思うのだけど、
やっぱりブリテインのイベントということでブリテインの近くで開催できないかということは
以前にも話に出た。

Anne: だねー、どのへんがいいかなー
Kirill: 間に合うのかな……
Anne: 何とかなるよー♪ えっと、まず静かなとこがいいよね! 
でもって景色キレイでー、安全でー、広ければ広いほどいいよねー。
あ、お城で展示会とか最高!

要望をいうのだけはタダだよね。
だけど現実を考えると……

turnip: 既にブリテインの近くは一通り確認しました。今からで抑えられる物件は
Anne: *わくわく*
turnip: ……、0件です。やはりマラスに用意するのが現実的ではないかと
Anne: やだー、ブリがいいー!
Kirill: ……

やっぱりそうだよねー。
むしろブリテインの近くで大きな空き地があったら、大事件だと思う。
このアン首長、自分の街の状況ちゃんとわかってるのか、若干不安が。

turnip: キリルさんはブリテインの近くに建築物的なもの所有していらっしゃいませんか?
Kirill: ま、まああるけど
turnip: ?!
Anne: あるのっ?!
Kirill: 海の近くで、砂浜で、静かな、篭って物書きするのにぴったりな場所が……
Anne: おおおぉ!!

そう、籠って物書きするにはピッタリ場所を実はこっそり所有してたのだ。
ピッタリすぎて居心地悪くて、実はほとんど使っていないのだけど。
私はルナで行き交う人を眺めながら書いてる方がしっくりくるのよね。
家にほとんどいないから、内装をする気も起きず…

Kirill: 篭って物書き用なので狭いですよ?
Anne: いいです! 貸してください!!
Kirill: は、はい。わかりました
Anne: わーい♪
Kirill: でも、内装は苦手なので別の方でお願いしますね
Anne: うん!
turnip: そちらはすでに手配しています。またあの方にお願いしようかと
Kirill: なるほど
Anne: あ、いつもの職人さんなら間違いないね!
Kirill: じゃあ、場所はブリテインの近くに変更ということで
turnip: はい
Anne: 海辺~♪

ブリテインゲートから歩いていける距離ではあるけれど
帰り用にクリスタルの転送台あった方がいいかな。
あと何があればいいだろう。
別荘もう使わない気がするから、
そのままアン首長に別荘譲渡して恩売っておこうかな。

■感想本は打ち上げパーティでお渡し
Kirill: じゃあ次。感想本のことだけど
Anne: 何かあったっけ? みんな喜んでくれたねー
Kirill: 待ち遠しい思いをさせたと思うよ!
Anne: あ、そういえば……。わざわざ取りにきてもらったんだった。あれは申し訳なかったね
Kirill: ですよねえ。えっと、展示期間後の打ち上げパーティ、
あのタイミングで一緒に渡せませんか
Anne: うんうん、出来ると思うよ! カブが考えるよ!
turnip: ……。いただいた感想の仕分け作業を早めに進めていけば問題ないかと。
Anne: ふむふむ

感想本を早く読んでほしい、感想本を早く読みたいという声はあった。
報酬ももちろん大事だけど!
感想を言ってもらえるというのはとてもありがたいものだと思う。
本屋をやっていて本が売れたり、どこかに飾られたりして、
たぶんどこかの誰かが読んでくれているのだろうとと思うことはあるけど
実際に声をかけてもらって感想を言ってもらえると
"たぶん"が"実感"に変わってうれしさは倍増する。

実際本を書き終わって提出してから
感想書く期間分時間はたっているわけだし
できるだけ早く渡せることを重視するのは必要なことだろう。

turnip: ん? そう言えばアンさんも受け取っていましたね
Kirill: ああ……
Anne: うん! うれしかった! またもらいたいなー
Kirill: 書いたらもっともらえるかもよー
turnip: きっと貰えますねぇ
Anne: ……? ……! か、書いちゃおうかなっ!
Kirill: あれですよ、書くといったらほんとに書くんですよ?
Anne: ホントに書くよ! だってすごくうれしかったもん!
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turnip: 大丈夫ですか? 締切をアンさんの為に伸ばすのはさすがに
Anne: しっ、締め切りだってどんとこい! 延ばせなんて言わないよ
Kirill: ほう
turnip: 聞きましたよ
Anne: うっ、うん。言ったよ!
Kirill: メモっておきましょう
turnip: メモメモ
Anne: *風が吹かないかな……*

締切が書き換えられないようにチェックしておかないと。


■テーマ決定
Anne: よーし! じゃあ、書いてくる!!
Kirill: え、はやいはやい
turnip: まだあれが決まってないですよ
Anne: え? あれ?
Kirill: テーマまだ王様のグリゼルダしか決まってないんでしょ? 
今回も5個用意って方向だからあと4つ、候補のテーマ出しからですかね……
turnip: これからだとキツい作業です……
Anne: 大丈夫! この前王様に引いてもらった候補があるよ! 
わたしががんばって考えたやつ!
   *胸を張る*
Kirill: ほう、カブチェック受けました?
Anne: もちろん受けてない!
Kirill: じゃあ、
turnip: ちょっと貸してください
Anne: はーい
turnip: ……、……。…………。よし、ネタ率を90%削減しました。
キリルさんも読んでみてください
Anne: ん? ほとんど消された?!
Kirill: ……。うーん、なんか、ほとんど食べ物?
Anne: あぁー、お腹すいてたんだー♪
turnip: ではキリルさんは食べ物の抹消をお願いします
Anne: パンプキンパイだめ?!
turnip: 食欲の秋大会になってしまいますので
Anne: あ、それいいねー
turnip: だめです
Anne: だめなの?
Kirill: テーマが偏るのはだめです
Anne: お、おいしい食べ物のお話……。うぅぅ……っ、うううう……
Kirill: そ、それなら1個だけ食べ物をテーマってしますか?
turnip: それならば。でも、最後まで私達が決めてしまうのは避けたいですね
Anne: ふむー、王様のときみたいにくじ引きする?
Kirill: はい
turnip: ではこれで

前回もこのテーマ出しに時間かかったのだ。
主観の入らない、偏りのない、想像力を刺激されるようなテーマ。
私はお題で書くことに慣れているのだけど、他の人は違うだろうし、
この世界の知識の具合によってもそれぞれ知ってることが違うし。
簡単なテーマばかりでもつまらないし、聞きなれない言葉ばかりも困るし
でも本気で難しくやると全然使われない可能性があるしと結構むずかしい。

食べ物縛りの企画はおもしろいんだけど、
参加者がある程度分かっている状態でやりたいものだ。

Anne: あれ? 候補がすごく、少ないです? あんなに考えたのに……
turnip: 当然ですね……。でも残っているのはどれが選ばれても、おそらく
Kirill: 厳選されたテーマというわけですね
Anne: よし、じゃあ引くね!
Kirill: アン様が全部ひくの?
Anne: *くじをひく*
   あっ、市民の方に頼む? うんそれが良いね!
turnip: いえ、残念ですがもう手配する時間がありません
Kirill: 評議会の時に一緒にお願いしてれば、……でも元々のクジじゃ危険か。
よくグリゼルダが出た
Anne: 王様に引いてもらうことしか考えてなかったよ!
turnip: 今回は私たち3人と、それから内装を正式にお願いする時にでも、
あの方に引いてもらいましょう
Anne: なるほど! よろしくー
turnip: では私たちも引きますか
Kirill: はい、じゃあ私から
    *クジを引く*
turnip: では私も
    *クジを引く*
Anne: いよーしっ、これで告知出来るよね、全部決まったよね!
turnip: 一応は
Kirill: まだ細かい部分は全然ということは、ちゃんと覚えといて下さい!
Anne: は、はい! まぁ、告知できるレベルまではいったってことで! 
めでたしめでたし!
Kirill: カブ大変だなあ
turnip: ははは……

まだスケジュールの確定も
賞品の選定も
うちの別荘を会場へ変更する工事をいつ行うかも
なにもなにも決まってないのに……

Anne: じゃあ近々、第二回ブリテイン文芸大会告知します! わいわーい♪

夏休み返上だな、たぶん……
やる気がなくても、ある程度の作業ができてしまうのが[職業物書き]の悪いところ。
締切とうまく付き合うコツは、無意識にネタをストックできるようになることだけど
そうするとネタになるかどうかで行動決定をしてしまうときもあるので、
あまりオススメできない。

1回目が終わった時点で次やるならとある程度考えたりはしていた。
やるかもしれないとは思っていたし、2回目も書くことになるだろうと感じていた。
ゼロからネタを考えるというよりは、2か3くらいからという程度だけど大きな違いなのだ。

だけど、すぐに手を付ける気が起きない。
煮え切らない何かが別にあって、それが何かと気づくのはこの数日後だった。



ある日の北斗。

Anne: キリル先生!

ルナにいると伝えると、アン首長が急いで飛んできた。

Anne: 遅くなりました!
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そう言って渡されたのは、ステイジアンドラゴンを倒すと手に入れることができる本、
通称神秘本だ。
第1回ブリテイン文芸大会の作家向け賞品の一つだったのだが
私はもらっていなかった。

あの時予想以上に作家が書いてくれていて、神秘本が1冊だけ足りなかった。
その1冊がようやく私の手元に来たのだ。

Kirill: これで1回目が完結だ
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やっと第二回ブリテイン文芸大会へ踏み出せる。


……そして 正式告知へ



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*同期ブログのご案内
[先走る首長06a] ノンストップアン
[先走る首長06t] 始まりの終わり

*前回までの流れ

[先走る首長01] アン考える

[先走る首長02a] 評議会報告
[先走る首長02t] 休暇空けの秘書

[先走る首長03a] ダスタでの再会
[先走る首長03t] Seeker of Anne

[先走る首長04a] ”ごめんなさい”
[先走る首長04t] 蕪を煮込む人

[先走る首長05t] You are
[先走る首長05k] 焦る物書き
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by Kirill_Books | 2014-08-01 00:42 | イベント | Comments(0)

Ultima Online 瑞穂シャードでUO小説書いて本屋をやってたりするキリルの話だったりなかったり。


by Kirill_Books